衝撃的な記事をネットで見ました。少し古い記事ですが『田舎で育ち、都会で老いる』という記事す。一言で述べると戦後田舎で育った若者が多量の労働力として都会に出て、生活基盤を都会に作り上げた。その後若者は年老いて多量の非生産的高齢者として都会に蓄積されるということです。その結果田舎では急激な人口減少、高齢化が発生し、都会では人口の過密とインフラの不足が生じた。そして時が過ぎるて田舎の人口減少、高齢化は更に深刻化し、都会では高齢者の増加に福祉のインフラが追いつかない状況が起きると考えられている。いわゆる『孤族』で都会があふれるのではのないかと。
今話題になっているのは若者の田舎志向です。田舎暮らしといえば定年を迎えたシニア世代の代名詞のように言われていました。がシニア世代が田舎で暮らすにはいろいろな障壁があります。例えば医療機関が近くにあるのか、ご夫婦で生活していてもお一人になったときに生活できるのか、田舎では車が主な交通手段です。いつまで運転ができるのか、都会で老いるのは現代人の宿命なのかむしれません。都会で老いざるを得ない高齢者を見ている若者は将来にある種の閉塞感を感じているのでしょうか、やっぱり田舎は若者の力を欲しているのです。生活基盤を全て田舎に置く必要はないと思います。幸い交通機関が非常に発達しました。さらに田舎への交通の利便性は増すでしょう。
都会と田舎での生活にかかる費用の比較をすると状況によって意見の大いに分かれるところです。例えば居住費について言えば田舎の方が安く住むでしょう。しかし交通費については車が必須となるため高く付くでしょう。さらに田舎で仕事を探した場合の収入を都会と比較したら質量ともにかなりの違いがあるでしょう。生活の収支バランスを考えたときどこで働き、どれだけの収入が得られるかというのが最大の問題です。そこで大胆に発想を換え、膨らませました。
配偶者、家族の生活基盤は田舎に置き、ご主人は仕事場と自宅との間に最低限の生活基盤としての別宅を設けるというものです。この構想の要目は都会の仕事と給与を維持しながら、生活基盤を田舎の方にスライドするということです。平日は都会の下宿から会社に通い週末は実家に帰りゆっくりする。と言った考えです。中高年には進められない構想かむしれませんが若者、若い家族にはできるかもしれません。皆様のご意見を伺いたいものです。