2017/03/27
田舎暮らしブログ
大鍋はどこに行ったのか?ここにありました。
高山の丹生川村の国道沿いで毎年秋口に大鍋で汁を作り、皆に振る舞うという行事が話題になっていました。その話を聞かなくなって暫く経ちます。丹生川町日面(ひよも)の大鍾乳洞の前にその大鍋がありました。飛騨の伝承に出てくる両面宿儺に由来する宿儺鍋として威容を誇っています。
『両面宿儺』–日面地方に伝わる顔が二面、首がなく、腕が二対、足が二対、ひかがみとかかとがない人物で大和朝廷に背いた夷敵、はたまた救世観音の化身、目が二対、手足が八本、踵がないことから土蜘蛛の化身など種々の伝承がある。